祇園ふたばこどもクリニック
広島市安佐南区の小児科
祇園ふたばこどもクリニック
電話
小児科、循環器小児科
〒731-0137 広島県広島市安佐南区山本三丁目1-12
Tel. 082-871-7770
【診療時間】
平日 8:30~12:00、13:30~18:00
土曜日 8:30~12:00
【休診日】木曜・土曜午後、日曜祝日
とびひ

原因と症状

「とびひ」の正式名称は「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」といい、あせも、湿疹、擦り傷、⾍刺されなどをかきこわして傷⼝から⻩⾊ブドウ球菌や連鎖球菌が感染して起こる病気です。離れた部位にも火事が「飛び火」するように病変が拡がっていくため「とびひ」と呼ばれています。「とびひ」は、主に高温多湿で発汗が多く、皮膚も不潔になりやすい5〜6月から夏にかけて皮膚の抵抗力の弱い0〜6歳の子どもによく見られます。ただし、最近は環境の変化に伴い、冬でも暖房が行き届き室温が下がらないことや地球の温暖化などの影響で冬でも見られることもあります。

とびひには水ぶくれができるとびひと、厚いかさぶたのできるとびひがあります。

【水ぶくれのとびひ】
⻩⾊ブドウ球菌が感染し、菌が出す毒素によって水くれができます。かゆみがあり、搔くことで病変が広がります。

【厚いかさぶたのとびひ】
化膿連鎖球菌が原因で発症し、厚いかさぶたができるのが特徴です。咽頭炎や発熱を伴うことがあります。

とびひ(伝染性膿痂疹)

治療

とびひが拡がった場合には、抗菌薬の飲み薬や塗り薬を処方いたします。とびひの患部を保護し、とびひの拡大を予防する目的でガーゼで患部を覆うことがあります。

ご家庭で気を付けること

・手洗いやお風呂あるいはシャワーなどで皮膚の清潔を心がけましょう。

・⻩⾊ブドウ球菌は⿐の⿐腔に常在します。⿐の⽳をいじった指で掻かないようにすることも大切です。

・⾍刺されや擦り傷はきちんと治療し掻かないようにしましょう。

・人にうつるため、かさぶたがとれるまではプールは禁止です。

・タオルは家族別々にしましょう。

・アトピー性皮膚炎の方は皮膚のバリア機能が弱くなっているため、普段から皮膚の清潔を心がけましょう。

登園・登校について

患部をガーゼで覆い、子ども同士が直接触れないようにすることが大切です。とびひがひどい場合は、学校や幼稚園を休んでいただくこともあります。

とびひと間違いやすい病気

とびひには、アトピー性皮膚炎、水いぼ、あせも、接触性皮膚炎、水ぼうそうなど、似た症状の病気があります。

気になる症状があれば、自己判断せず、早めに受診しましょう。

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