祇園ふたばこどもクリニック
広島市安佐南区の小児科
祇園ふたばこどもクリニック
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小児科、循環器小児科
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蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹(じんましん)とは、皮膚に大きく盛り上がった赤い発疹が突然現れる皮膚の病気で、多くの場合、ひどいかゆみを伴います。放置しておいても数時間〜1 日程度で良くなることも多いですが、急激なアレルギー症状の一部としてじんましんが出る場合など、中には入院が必要になることもあります。

蕁麻疹(じんましん)

原因と症状

原因
じんましんの原因は多岐にわたりますが、大きく分けてアレルギー性と非アレルギー性に分けられます。アレルギー性のじんましんは、エビやお蕎⻨などの⾷べ物が原因となることがあります。特定のものを⾷べると毎回症状が現れるのであれば、アレルギー性のじんましん(⾷物アレルギー)の可能性が高いです。非アレルギー性のじんましんは、気温の変動や日光などによる刺激やストレスなど原因はいろいろあります。そのため、じんましんは原因が特定されないことも少なくありません。

症状
発疹の大きさや範囲はじんましんの症状によってさまざまです。限られた範囲にだけ発疹が現れることもあれば、全身が真っ赤になることもあります。じんましんの発疹は強いかゆみを伴うことが多いです。アレルギー性のじんましんは、アレルギー反応が強くなると、呼吸困難、嘔吐、血圧低下、気分不良などを伴うこともあり、このような状態をアナフィラキシーと言います。このような時は直ちに医療機関を受診しましょう。

治療

じんましんの原因が明らかな場合は、その原因を避ける生活をしていくことが大切です。ただし、原因が不明のじんましんも多数ありますので、原因の有無にかかわらず、じんましんを発症した場合の治療は共通しています。

数時間で症状が治まる場合は、患部を軽く冷やしてかかないようにするだけで治ってしまうこともあります。軽症でもかゆみや皮膚症状が⻑時間続いてしまう場合であれば、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の飲み薬を処方いたします。これで改善が見られない場合はアレルギーを抑えるステロイドの飲み薬を処方することもあります。呼吸困難や気分不良、血圧低下などの症状を伴う場合は、アナフィラキシーが疑われますので、総合病院を紹介させていただきます。

ご家庭で気を付けること

じんましんは体が温まるとかゆみが強くなり、範囲も広がりやすくなります。入浴の際は⻑湯を避けて、シャワー程度で済ませるようにしましょう。また、運動すると体温が上昇してじんましんが悪化することがありますので、回復するまでは激しい運動は控えましょう。かゆみが我慢できない場合は、アイスノンなどで局部を冷やすとかゆみが少し治まります。じんましんの原因が⾷品の可能性が高い場合は、症状を悪化させないためにも消化に良いものを⾷べるようにしましょう。ストレスもじんましんの原因になることがありますので、規則正しい生活をするように心がけましょう。

このような場合は受診しましょう

・声のかすれ、喉のかゆみ、止まらない咳、ゼイゼイとした呼吸など、呼吸状態に異常があると感じた場合
・腹痛、吐き気、下痢などの症状を伴う場合
・顔が⻘⽩い、呼びかけに応じない、反応が鈍い場合

上記のような症状がある場合は、緊急性が高いじんましん(アナフィラキシー)ですので、すぐに医療機関を受診しましょう。

じんましんの原因は多岐にわたりますので、症状が軽いと思っていても、発疹が全身に広がってきた、お薬が体に合わず市販薬を使っても良くならないなどがよくあります。お子さんに発疹などの症状がある時は、当院までご相談ください。

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