祇園ふたばこどもクリニック
広島市安佐南区の小児科
祇園ふたばこどもクリニック
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小児科、循環器小児科
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皮脂欠乏症

原因と症状

皮脂欠乏症とは皮膚表面の油分が減少することで、皮膚の水分が少なくなり、手足などが乾燥し、カサカサしてかゆくなる疾患です。カサカサ肌というとお年寄りに多いイメージですが、思春期前の子どもは肌の機能が未熟で皮脂の分泌が少ないため、子どもでも乾燥肌になることが多いです。乾燥のほか、暖房の使い過ぎやコタツに⻑時間入る、電気毛布の使用、お風呂での体の洗いすぎによる皮脂の減少、タオルでゴシゴシするなどの刺激、アトピー性皮膚炎なども関係していると言われています。気温が低く乾燥しやすい冬場に多く見られる疾患の一つです。

脚の外側や肘などによく起こり、皮膚が乾燥することで地割れのようになり、皮膚がブツブツ、カサカサしたりして痒くなります。放置しておくと湿疹ができることもあります。

原因と症状

治療

皮脂欠乏症の治療の基本は保湿剤を塗って乾燥した状態を治してあげることです。そのため、皮膚が乾かないようにすることが大切です。湿疹があるときは、保湿剤だけでは治らなないことも多いので、ステロイドの塗り薬で湿疹を抑えます。お風呂に入った後、保湿剤を塗り、肌に油分を保つことで、かゆみを抑えることができます。保湿剤は毎日塗るようにしましょう。

掻くと症状がひどくなりますので、できるだけ掻かないように注意しましょう。

ご家庭で気を付けること

空気が乾燥している冬は特に皮脂欠乏症になりやすくなりますので、日常生活では次のことに気を付けましょう。

まず、部屋が乾燥しないように加湿器などで湿度を保ちましょう。お風呂で体を洗うときは、石鹸を使って、綿などのやわらかいタオル、または素手で優しく洗うようにしましょう。ナイロンなどのタオルでゴシゴシすると症状を悪化させてしまいます。⻑時間、湯船に浸かると皮脂がなくなり乾燥していますので、10分以内にするようにしましょう。石鹸やシャンプーの洗い残しがないようにしっかりと洗い流しましょう。ウール素材の肌着や下着はチクチクして痒くなるので、皮膚への刺激が低い木綿のものを選ぶと良いでしょう。

掻けば症状がひどくなるため、爪は短く切っておきましょう。

体が温まると血の巡りがよくなってかゆみが増します。部屋の温度は寒くなりすぎないようにし、湿度は高めに設定すると良いでしょう。普段から乾燥しやすいお子さんは、日ごろからスキンケアを心掛けましょう。

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