祇園ふたばこどもクリニック
広島市安佐南区の小児科
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アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎とは、花粉やハウスダストなどが原因で鼻に起こるアレルギーの疾患です。症状が 1 年中みられるものを通年性のアレルギー性鼻炎、春や秋などの一定の時期にだけ症状がみられる季節性のアレルギー性鼻炎に分けられます。季節性のアレルギー性鼻炎で、花粉が原因である場合を花粉症と言います。

最近では、大人だけでなく、お子さんでもアレルギー性鼻炎になるお子さんが増加しています。お子さんがアレルギー性鼻炎を発症してしまうと、日中の集中力が低下し、学業やクラブ活動に影響を与えることも少なくありませんので、きちんと症状をコントロールすることが大切です。

アレルギー性鼻炎

原因と症状

アレルギー症状を引き起こす原因物質を「アレルゲン(抗原)」といいます。体内に侵入したアレルゲンを排除しようとして、鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみなどが過剰に反応を起こしている状態がアレルギー性鼻炎です。

鼻水・鼻づまり・くしゃみがアレルギー性鼻炎の三大症状と言われています。風邪の初期症状とよく似ていますが、お子さんのアレルギー性鼻炎では、成人に比べて鼻づまりが多く、くしゃみが少ない傾向があります。また、眼のかゆみや充血といった症状は成人に比べて強いと言われています。

アレルギー性鼻炎と風邪の症状

アレルギー性鼻炎 風邪
鼻の症状 ・透明のさらっとした鼻水
・鼻づまり
・発作的で連発するくしゃみ
・粘りっぽい黄色い鼻水
・鼻づまり
・くしゃみ
1日の症状の変化 朝方が激しくつらい
(花粉症のモーニングアタック)
一日中いつでもつらい
鼻以外の症状 目のかゆみ ・発熱やのどの痛み
・咳、たん、悪寒
期間 2週間以上 一年中起きる:
通年性アレルギー性鼻炎
(ハウスダスト、ダニなど)
約10日
春、秋など季節限定でおきる:
季節性アレルギー性鼻炎
(花粉など)

治療

アレルギーの原因物質(アレルゲン)を特定するために、血液検査を行うことが多いです。アレルギー性鼻炎の症状が強く、つらそうな時は、症状に合わせて、飲み薬、点鼻薬、点眼薬、塗り薬などを処方いたします。お薬は目的や効果を十分に説明したうえで、保護者の方とお子さん自身の希望を考慮して処方いたします。

ご家庭で気を付けること

日常生活で体に侵入するアレルゲンの量を減らすことで、アレルギー性鼻炎の症状を軽くすることが期待できます。

ハウスダストの除去

・室内はこまめに掃除しましょう。
・マットレスや布団、枕には抗ダニ作用のあるカバーをかけるのもおすすめです。
・ハウスダストが付きやすいぬいぐるみなどの玩具は、小まめに洗いましょう。
・布団は日光に当てて乾燥させましょう。掃除機をかけるのもおすすめです。

花粉の回避

・花粉の飛散が多い時は外出を控えましょう。
・窓や⼾を閉めて花粉が室内に入らないよう注意することも大切です。
・外出時にはマスクを着用しましょう。
・帰宅時は、衣服や髪に付いた花粉をよく払い落としてから入室するよう心がけましょう。
・花粉が飛散する時期は基本的に布団や衣類は屋外に干さないようにしましょう。

ペット対策

・ペットを飼うときは、飼育環境を清潔に保ちましょう。
・ダニ対策のため、定期的にシャンプーを実施しましょう。

小児のアレルギー性鼻炎について

小児でのアレルギー性鼻炎は 0〜4 歳でもみられますが、5〜9 歳に増加する傾向があります。アレルギー性鼻炎自体は、生命にかかわる病気ではないですが、鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみなどで学校の授業や受験勉強に集中できない、鼻が詰まって眠れないなど、日常生活に影響を及ぼす可能性が高くなります。

乳幼児の場合は、アレルギー性鼻炎で鼻が詰まってミルクが飲めなくなったり、食事がとれなくなったりすることも少なくありません。小さなお子さんは自分の苦しんでいる症状をうまく相手に伝えることができないため、病気を悪化させてしまうこともしばしばあります。

気になる症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。

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