祇園ふたばこどもクリニック
広島市安佐南区の小児科
祇園ふたばこどもクリニック
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小児科、循環器小児科
〒731-0137 広島県広島市安佐南区山本三丁目1-12
Tel. 082-871-7770
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【休診日】木曜・土曜午後、日曜祝日
こどもの成長外来

お子さんの成長が気になっていませんか?

子どもの成長にはさまざまなパターンや個人差があり、体重や身長の変化を経時的にみていくことが大切になります。
そのため成長曲線(※1)と言われるグラフが用いられます。

お子様の成長が気になっている場合、栄養摂取の状況、持って生まれた体質、妊娠中や生まれた時の状況、運動の習慣、発育に大切なホルモン(甲状腺ホルモン、成長ホルモン、性ホルモンなど)の分泌状況など、様々な要因を考えていく必要があります。

お子さんの成長にご心配をお持ちであれば、成長の記録(※2)を持参いただき、遠慮なくご相談ください。

※1 成長曲線:多くの子どもたちの身長や体重の記録を男女別に集計し、年齢別に平均値や標準偏差(SD)を曲線で示したグラフです。この曲線に沿ってお子さんの成長を記録することで、平均からどの程度離れているかを確認できます。男子用と女子用があります。日本小児内分泌学会のHPなどからも入手できます。
※2 成長の記録:母子手帳、園や学校で計測された身長や体重のデータ

― 受診が勧められる成長のパターン -

① 小さいながら身長の曲線に沿って伸びてはいるが、-2SDの線より下にある
→もともとの体質による低身長の場合もありますが、成長障害を引き起こす病気の可能性もあります

② 成長曲線にそって伸びていた身長が、急に伸びなくなった
→脳腫瘍や甲状腺の病気などの可能性があります。

③ 身長の伸びが徐々に低下して-2SDを下回ってきた
→成長ホルモンの分泌が悪い可能性があります。
成長ホルモン分泌不全性低身長症など

④ 通常の思春期が始まる年齢よりまえに急に身長が伸び始めた
思春期早発症の可能性があります。

⑤ 中学生になっても身長の伸びが良くならない
→思春期遅発症の可能性があります。

⑥ 体重が急に増えてきた

⑦ 体重が増えない、減った

―低身長とは?-

一般的に、身長が-2SDを下回る場合を低身長と定義します。これは同年齢の子ども100人のうち低い方から2~3人程度の割合です。
ただし、低身長だからといって全てが病気というわけではなく、多くは体質や遺伝によるものです。

低身長の原因
・ホルモンの異常:成長ホルモン、甲状腺ホルモン、性ホルモンなどの分泌異常
         成長ホルモン分泌不全性低身長など
・染色体の異常:ターナー症候群、プラダ―ウイリー症候群など
・小さく生まれたことが関係している:SGA性低身長症
・臓器の病気:心臓、腎臓、肝臓、腸などの病気
・骨や軟骨の病気:軟骨無形成症など
・心理社会的な原因によるもの:虐待やいじめによる愛情遮断症候群
・病気ではないもの:家族性低身長、特発性低身長、思春期の遅れなど

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―思春期早発症とは?―

思春期になると、性ホルモンが上昇し、身体の性差がはっきりし、著しい身長の伸びを認めます。通常、女の子は10歳頃、男の子は12歳頃より思春期の変化が出始めます。
思春期早発症の方では、それらが数年以上早く出現してきます。
思春期が早く始まってしまうと、低年齢で成長が進んでしまうため、一時的に身長は伸びますが、通常より早く身長の伸びが止まってしまい、最終的に低身長になってしまうことがあります。また低年齢で乳房が発育する、毛が生える、月経が初来することなどにより、心理社会的な問題を起こしてしまうこともあります。まれではありますが、脳腫瘍などの病気が見つかることもあります。

次のような場合は思春期早発症の可能性があります。
男の子の場合:9歳までに精巣が発育して大きくなる
       10歳までに陰毛が生える
       11歳までにわき毛やひげが生える、声変わりする
女の子の場合:7歳6か月までに乳房が膨らみ始める
       8歳までに陰毛やわき毛が生える
       10歳6か月までに生理が始まる

治療

幼い年齢で二次性徴が進むことによる心理社会的な苦痛を軽減したり、身長の伸びる期間を延長することで最終身長が極端に低くならないようにするなどの効果を目的として行われます。
原因として比較的多い特発性中枢性思春期早発症では、GnRHアナログというお薬を使い、おおむね4週間に1回、病院で注射を行います。このお薬は下垂体から分泌されるゴナドトロピン(精巣・卵巣を刺激するLH、FSH)の分泌を抑えることにより、男性ホルモン、女性ホルモンの分泌を抑制します。その結果、思春期の進行が緩徐になり、性成熟の進行を抑えます。また骨年齢が進行することによって低身長になることを防ぐ効果もあります。しかし、治療開始のタイミングが遅れると無治療の場合と比べて、必ずしも成人身長が高くなるとはいえません。本当に治療効果が得られる可能性が高いのか、ご本人、ご家族とよく相談して治療を決定しています。

―甲状腺の病気とは?-

甲状腺とは、首の前側、のどぼとけの下にある蝶のような形をした臓器で、甲状腺ホルモンを分泌しています。甲状腺ホルモンは体全体の新陳代謝を調節しており、 脈拍数や体温、自律神経の働きを調節し、エネルギーの消費を安定的に保ちます。 子どもの成長や発達、脳の働きを維持するためにも欠かせないホルモンです。甲状腺の働きに異常が現れ、ホルモン分泌のバランスが崩れてしまうと、疲労感、身長や体重といった成長の変化、便秘や下痢など様々な症状を認めます。

甲状腺ホルモンが多すぎる場合
甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、代謝が過剰になる病気を甲状腺機能亢進症といいます。代表的な疾患として、バセドウ病があります。のどの腫れで気づかれることもありますが、イライラ感、落ち着きのなさ、息切れ、動悸、手指の震え、暑がりといった症状が認められることがあります。

甲状腺ホルモンが不足する場合
甲状腺ホルモンの分泌が減り、代謝が低下する病気を甲状腺機能低下症といいます。代表的な疾患として、橋本病があります。むくみや寒がり、動作が緩慢になるといった症状が認められることがあります。

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