症状
かぜをひいたときに、喉頭(こうとう)という、のどの奥の声を出すところが腫れることがあります。そうすると、犬吠様咳嗽(けんばいようがいそう)と呼ばれる犬が吠えるような咳や、オットセイが泣く様な咳が出ます。
声がかすれたり、出なくなったりもします。
日中よりも夜や朝に症状が出やすいです。また繰り返すこともあります。ですので、日中に症状が一旦おさまっていても、夜やに症状がぶり返すことがあるので要注意です。
治療内容
①ステロイドの内服。
「単回投与」と言って、風邪薬のように1日に飲む回数が2回や3回という様に初めから決まっているのではなく、1回のんで効果を判定しましょう、という飲み方をします
②アドレナリンの吸入。
アドレナリンという薬を吸入して、のどの腫れをひくようにします。
咳込んで眠れない、肩で呼吸をする、水分がとれない、顔色が悪くぐったりする場合には入院する必要があります。
お気をつけいただきたいこと
①室内の加湿
湯気をたてる、加湿器を使う、洗濯物を干すなど、いろいろな工夫をして空気を湿らせておくことが大切です。
②水分の補給
咳き込むときは、温かい飲み物を少しずつ何度も飲ませましょう。
③食事
息苦しさがなくなったら、本人の好きなものを食べてもかまいません。刺激が少なく、のど越しのよいものがおすすめです。
④夜間・朝方に咳が悪化
クループの咳は、夜間や朝方に悪化するのが特徴です。咳込んで眠れない、肩で呼吸をする、水分がとれない、顔色が悪くぐったりする、などあれば夜間や休日であれば救急病院を受診しましょう。

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